ライズファーム(山崎淳)
ライズファーム(山崎淳)熊本県阿蘇市

阿蘇盆地で代々続く米農家
湧水と土壌の恵みを受けて
ライズファームは熊本県阿蘇市蔵原に位置し、阿蘇山の麓に広がる約30ヘクタールの水田でコシヒカリを始めとした様々な品種を栽培しています。
この地域は昼夜の寒暖差が大きく、昼間に蓄えられたデンプンが夜間に消費されにくいため、お米の甘みや旨みが凝縮されます。阿蘇山から湧き出る伏流水はカルシウムやマグネシウムなど豊富なミネラルを含み、お米づくりに最適な環境をつくります。
山崎さんは先祖から受け継いだこの恵まれた土地を守り、現在五代目として間もなく就農10年目を迎えます。

「おいしい米はおいしい土から」
土づくりと水管理への情熱
山崎さんのモットーは「おいしい米はおいしい土から」。
先代から受け継いだ土をさらに良質にするために土おこしを行い、有機肥料として魚粉を施して土壌の力を高めるなどこだわりの土づくりを進めています。
田植え後は阿蘇の地下水を使い、毎日足を運んで稲の状態や穂の付き具合を確認しながら水管理を徹底。必要な栄養や水を最適なタイミングで与えることで、丈夫で甘みのあるお米に育てています。

「安全でおいしいお米」
を届けるために
未来へ続く挑戦
山崎さんがお米作りを始めたきっかけは、先代の高齢化に伴って自ら継承する決意を固めたことでした。
現在は「安全でおいしいお米を届けたい」という思いを第一に、目の届く範囲で品質を保ちながら少しずつ生産量を増やしています。
圃場の管理や草刈りに苦労する一方で、収穫時に籾の状態が良いときや食べた方から「おいしい」と声をもらったときに大きな喜びを感じるそうです。
明確な理想の味に向けて日々研鑽を重ねるとともに、阿蘇山麓の豊かな水と土を次世代へつなぐことを目標にしています。


