梶山敏幸
梶山敏幸(松尾米穀店)福岡県みやま市

砂地で地力がないため、土作りにこだわってます
専業農家であり、地元消防団のトップ、本部団長もされ、地元に貢献されている福岡県みやま市の梶山さんは、米麦大豆を主に生産されています。
冬は、麦栽培、夏には米栽培と1年で2作、麦の収穫後すぐに、米作りの準備にはいり、麦わら・稲わらは小さく破砕し、すべて土の中深くに鋤き込み、少しでも田んぼの中に、天然有機質の養分を補給し、また、有機質の分解を促進する天然資材を散布したりして土作りをおこなっています。

九州では絶大な人気がある「ヒノヒカリ」
ヒノヒカリはコシヒカリと黄金晴を交配し平成元年に誕生しました。食味はコシヒカリと同等と言われ福岡県内でも最も多く栽培されている品種です(24年産当時)。また、梶山さんのお米は地元・道の駅でも好評を得ています。
福岡県の南部に位置するみやま市は温暖な気候風土で、変化に富んだ豊かな自然に恵まれています。そんなみやま市は、古くから福岡県の代表的な農業地帯として知られており、山間地は温州みかん、平野部は米麦栽培してきました。そんな自然の恵みと、生産者の愛情をいっぱい受けたお米が美味しくないわけがありません。つや、香り、あまみ等々、一度食べたら忘れられない美味しさです。

米穀店と地域の農家が共に食味向上とブランド化に取り組む
みやま市山川地区は、食味向上へ熱心に取り組んでいる地区です。地元の”道の駅みやま”・みやま市・米穀店の“松尾米穀店”共催、「みやまのお米!!食味鑑定コンクール」を開催し、みやま市のお米の消費拡大、ブランド化、地産地消の推進、農業の活性化に取り組んでいます。
全国の食味コンクールでも受賞者が連続して出ていて、お互いの農家が切磋琢磨し年々食味が向上しています。その中で洗練された技術に育まれるお米は年々進化し続けていきます。