つよしファーム(太田剛)
つよしファーム(太田剛)新潟県新潟市

この地でどこまで美味しいお米が作れるかを追求
つよしファームさんの田んぼがあるのは、新潟県新潟市西区。新潟市の西側に位置し、海からも近い地域です。砂丘地であり、大根やスイカ、くろさき茶豆などが栽培されています。この地域のお米は、これまであまり注目されることがありませんでしたが、つよしファームさんはあえて米作りにこだわり、この地でどこまで美味しいお米ができるかチャレンジをスタート。代表の太田さんは、農家の13代目として家業を継ぎ、試行錯誤を繰り返しながら丁寧な米作りを続けています。

美味しさの秘訣は潮風農法
田んぼがある赤塚地区は海からも非常に近いため、潮風に乗って天然のミネラルが降り注ぎ、長年土壌に蓄積されていると言います。太田さんは、この天然のミネラルを活かした米作りを「潮風農法」と名付け、独自のメソッドを研究しています。特に意識するのは稲の光合成。しっかりと太陽の恵を吸収し、健やかに根をはり、充実した実をつけるため、光合成がスムーズにできる環境を整えてあげることが重要だと話してくれました。さらに乾燥調整作業でも手を抜かず、通常よりも大粒に揃える作業を行うことで食感の良さも追求しています。

米作りの勉強は一生終わらない
香り、甘み、旨味の三拍子揃ったお米を目指しているという太田さんは、昔ながらの米作りではなく、年々レベルアップしてさらに美味しいお米を作っていくため、今でも必死に勉強と実践を繰り返しています。自然相手のためにその研究は尽きることがなく、知れば知るほど楽しくなっていくと太田さんは言います。この地域にも美味しいお米があることを知ってもらうため、しっかりと良いものを作り、いろんな人に食べてもらうことを目標に、この地域を背負っていきたいと話してくれました。