富田ただすけの今月のオススメ米

2月

オススメ米

前原孝利さんの福岡県みやま市産にこまる

前原孝利さんの福岡県みやま市産にこまる
食べた感想

「甘み」と「粒感」と「ちょっと大粒」。食べごたえあるお米!

炊き上がりは食欲そそるつややかな見た目。特徴的なのは「甘み」と「粒感」と「ちょっと大粒」なところ。 しっかりとした甘みは食べるほどに味わい深く、適度な粘りと比較的強い硬さが食べごたえのある粒感を作ってくれています。 それにプラスして普通のコシヒカリよりも少し大粒なんです。 ごはん好きの方でまだ食べたことがない方にはぜひ試していただきたいお米です。

今回は食べごたえがあるにこまるに冬が旬のぶりあらを使った「ぶり大根」を合わせました。

レシピ

ぶり大根

ぶり大根
レシピ

材料(3〜4人分)

※スーパーで売られているぶりあらを1パック使って作るレシピにしましたが、大きな鍋が必要なのでおうちにある調理道具に合わせて分量を調整して作ってください。

□ぶりのあら…750g
□大根…1本
□水…600ml
□酒…200ml
□濃口醤油…大さじ5
□砂糖…大さじ4

レシピ

①ぶりのあらをボウルに入れ、小さじ1/2の塩(分量外)を全体に振りかけて10分ほどおく。ボウルに熱湯を注ぎ入れて箸でひと混ぜした後に水を流し入れる。ボウルの中でぬめりや血合いの汚れなどを手できれいに洗い落とし(写真左)、水気を切っておく。大根は皮をむいて2~3㎝幅の半月切りにする。
②鍋に①の大根を並べ、その上にぶりのあらを広げ入れる。水と酒を加えてから強火にかける。
③煮汁が沸いてきたら丁寧にアクをすくい取り、落し蓋をして煮汁がぐつぐつ沸き立つ中火くらいの火加減を保って15~20分炊く(写真中)。
④落し蓋を取って砂糖を煮汁の中に溶かし入れる。落し蓋を戻して中火の火加減のまま5分炊く。
⑤次に醤油を加えて、落し蓋をして5分炊く。5分たったら落し蓋をはずし、煮汁が少なければ弱火で、煮汁が残っていれば中火のまま、さらに5分ほど途中何度か鍋を振りながら煮詰めて完成(写真右)。

ぶり大根 ぶり大根 ぶり大根
富田ただすけ

冨田ただすけ(料理研究家)

1980年山口県下関市出身、愛知県在住。南山大学を卒業し、食品メーカー「ロック・フィールド」勤務後、大阪あべの辻調理師専門学校で学んだのち、日本料理店での修行や「寿がきや食品」研究開発職をへて、独立。『AERA』(朝日新聞出版)で「しあわせの白ごはん」の連載を担当する他、ムックや企業へのレシピ提供多数。ウェブでは、「All About」の「シンプル和食レシピ」ガイドをつとめ、書籍化・アプリ化もされた個人サイト「白ごはん.com」(9万〜10万PV/日)を運営している。共著に『「粗食」のきほん~ごはんと味噌汁だけ、あればいい~』(ブックマン社)がある。

運営サイト:白ごはん.com

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