富田ただすけの今月のオススメ米

4月

オススメ米

伊東陽一郎さん・佳保里さんの長野県伊那市産コシヒカリ

伊東陽一郎さん・佳保里さんの長野県伊那市産コシヒカリ
食べた感想

米粒一つ一つがしっかりとしている

炊き上がった米の一粒一粒がつややかで、まったく割れた状態のものがないので、はじめにその炊き上がりのきれいな状態にびっくりしました。少しだけ米粒が大きめなようにも感じました。

実際に食べてみた感想は、コシヒカリ特有のねばりはもちろんありつつ、「米粒一つ一つがしっかりとしている」、そんな印象を持ちました。一般的なコシヒカリに比べてその硬さともいえる食べごたえが特徴的でもあるように感じます。炊き上がった時に水っぽさや柔らかい印象は全くなく、かむほどにしっかりとした甘みが感じられます。

食べたときの香りはさほど強くない(かといってもの足りなさは全くない)ので、コシヒカリの味は好きだがねばりが強くて少しくどく感じる、という方もいるかと思いますが、そんな方にまさにもってこいの米ですし、どんなおかずとも相性よく、本当においしく食べることのご飯だと思いました。

レシピ

花わさびの醤油漬けのレシピ/作り方

花わさびの醤油漬け
レシピ

材料(2人分)

□花わさび…250g
□塩…小さじ1/4
□A[醤油…大さじ3、酒…大さじ1、みりん…大さじ1、砂糖…小さじ1]

レシピ

①花わさびは4~5cm幅に切り、80℃くらいの熱湯で10秒ほどゆでてざる上げする。
②熱いうちに①に塩を混ぜ合わせ、手でもみ込む。辛みを引き出すために密封できる容器に入れて2~3時間おく。
③②の水気を軽くしぼって、Aを混ぜ合わせて最低2~3時間、できれば1日ほど味をなじませる。1週間は冷蔵庫で保存可能。

花わさびの醤油漬け花わさびの醤油漬け花わさびの醤油漬け
富田ただすけ

冨田ただすけ(料理研究家)

1980年山口県下関市出身、愛知県在住。南山大学を卒業し、食品メーカー「ロック・フィールド」勤務後、大阪あべの辻調理師専門学校で学んだのち、日本料理店での修行や「寿がきや食品」研究開発職をへて、独立。『AERA』(朝日新聞出版)で「しあわせの白ごはん」の連載を担当する他、ムックや企業へのレシピ提供多数。ウェブでは、「All About」の「シンプル和食レシピ」ガイドをつとめ、書籍化・アプリ化もされた個人サイト「白ごはん.com」(9万〜10万PV/日)を運営している。共著に『「粗食」のきほん~ごはんと味噌汁だけ、あればいい~』(ブックマン社)がある。

運営サイト:白ごはん.com

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