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お米レシピ

【レシピ】あきたこまちにあう「沢庵といりこの炊いたん」

あきたこまちにあう「沢庵といりこの炊いたん」
冬に仕込んだ沢庵。
だんだんとあたたかくなってきて発酵がすすみ沢庵の酸味が強くなってしまう夏から秋にかけておすすめの煮物。
古漬けの沢庵にひと手間加えて最後の一本までおいしくいただきましょう。
大根の甘味と漬け物特有の味わい深い酸味、いりこのうま味、鷹の爪のぴりりとした刺激がどうようしようもなくおいしい一品です。

漬け物列島日本。
沢庵を煮物にするなんて!?
と驚く方もいらっしゃるかと思いますが、
日本各地にこのように沢庵を煮物にする郷土料理がたくさんあります。
食べ物を無駄にしない先人の知恵が凝縮した素晴らしい日本料理ですね。

もちろん古漬けの沢庵でなくてもおいしく煮上がります。
でも添加物で漬けた沢庵はおすすめできません(><) 私の沢庵漬けもちょうどよい発酵・熟成具合ですが、 まだまだ沢山あるのでこんな風に味を変えて、漬け物ライフを楽しんでいます。

【材料(作りやすい分量)】

沢庵 150g
いりこ(白口) 10g
水 300g
酒 大1

しょうゆ・みりん 各適量
鷹の爪 1/2本

【作り方】

1

沢庵は好みの厚さの半月もしくは輪切りにして、かぶる程度の水でゆでこぼす。
鍋に沢庵、いりこ、かぶる程度の水と酒を加えて10分程度炊く。アクは随時除く。

Point:
いりこは頭も内蔵も丸ごとおいしく食べられる白口がおすすめです。
青口を使う場合は苦みがでなよう頭、ハラワタを除き、縦に割いて中骨も除きましょう。
炊いている間はむやみやたらに鍋なかをいじくらないように!いりこが崩れてしまいます。
そっと静かに、のんびりした心持ちでつくると煮物はおいしくなります(^^)

2

種を除いて輪切りにした鷹の爪を加えて、味をみながらしょうゆとみりんで調味する。
味がしみてこっくりとしてくるまでさらに弱火で煮る。

Point:
沢庵の歯ごたえが残る程度に煮上げましょう

本日は秋田県大潟村の「粋き活き農場」さんのあきたこまちと一緒にいただきます。
この農場さんでは25年以上前から有機農業を始めていらっしゃるようで、田んぼにはアイガモが住み
米ぬか、油粕、魚粉、カニガラ、オクラ、くず大豆などを発酵させた堆肥でお米をそだてているそうです。
もともとは大潟村は八郎潟という日本第二の湖沼を埋め立ててできたそうで、
有機物を豊富に含んだ肥沃な土壌にも恵まれています。

瑞々しいあきたこまちと鄙びた炊きもの。
こうゆう家庭料理をもっともっと多くの現代人に味わってもらいたいな〜としみじみ感じる今日この頃。。。

あきたこまちにあう「沢庵といりこの炊いたん」料理

[今回のお米]

粋き活き農場さんの秋田県大潟村産あきたこまち(有機栽培米)

[こんなお米]

コシヒカリと比べると小粒なお米です。あっさりとした食感で食味がよいことから食味コンクールでも好成績を得ている品種。柔らかすぎないのも特徴です。

[品種]

あきたこまち

[生産地]

秋田県


編集者プロフィール

あこ 料理サロンひとつむぎ主宰

1981年、横浜生まれ、横浜育ち。
手作りの味を大切にする祖母と母の影響を受け幼少より料理に慣れ親しむ。
立教大学卒業後、投資ファンド事業会社に4年間勤務した後、料理の世界へ転身。
料理研究家のアシスタントにつき、各国の家庭料理、フラワー&テーブルコーディネートを習得。白金のフランス料理、南麻布の和創作料理店で 和洋料理の基礎とおもてなしの真髄を学ぶ。
現在、国際薬膳師取得にむけて学びの日々を送る。2011年より、料理サロン ひとつむぎ を主宰。
「こころ と からだ の健康は毎日のごはんから」をモットーに日々の料理に心を尽くす。 料理サロン ひとつむぎ:URL:http://www.hitotsumugi.jp/

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