ミルキークイーンとは
ミルキークイーンは日本に今までなかったお米を開発するために農林水産省主導のもと行われた「スーパーライス計画」で生まれたお米で、低アミロース米の代表格のお米です。コシヒカリに近い栽培特性を持ち、倒伏やいもち病に注意しながら栽培する必要のある品種です。茨城県を中心に南東北から九州まで作られており、全国で幅広く栽培されるようになっている品種です。産地品種銘柄には北は岩手県、南は鹿児島県において指定されています。
ミルキークイーンは、お米の色が乳白色なためこのように命名されたといわれています。粒ややや小粒の部類に入ります。現在、ミルキープリンセスやミルキーパールなど、ミルキークイーンの子孫も生まれています。
人気の低アミロース米
ミルキークイーンは、お米に含まれるアミロース含有率が低く、もち米とうるち米の中間のお米「低アミロース米」の代表格と言われています。この低アミロース米は、お米を炊いた際の粘り気が通常のうるち米より強いのが特徴です。
ミルキークイーンを購入すると、お米袋に注意書きとして、通常の炊飯時よりもお水の量を5%〜10%少なくして下さい!とよく記載されています。このように炊飯時のお水の量を少なめに炊くと、粘り・弾力・ツヤが特に際立ちます。
ミルキークイーンの味の特徴
ミルキークイーンは、もちもちとした食感で粘り気が強く、冷めても美味しいのが味の特徴です。味の濃いお米でクセになるお米と言えると思います。ツナギで過去開催したお米の食べ比べイベントでは、毎回美味しいお米の上位にランクインされていました。粘り気のある、味が濃いめのお米を好む方にピッタリのお米と言えます。お米の味が強いので、おかずも味の濃い目のおかずが合うと言われています。
また、ご飯が冷めても硬くなりにくいので、お弁当やおにぎりなどにも最適です。また、週末にまとめてミルキークイーンを炊いて冷凍させて、平日はそれを解凍させて食べるといった使われ方もしています。