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お米コラム

こどもがご飯を食べてくれない!何でも楽しく、よく食べるこどもが育つヒント その1 ~好き嫌いには理由がある~

好き嫌いをする子どものイメージ

お子さんのいるご家庭の方々、毎日の食事の準備に片づけ、本当にお疲れさまです。
忙しい毎日に、待ったなしでやってくる毎回の食事。バタバタの中一生懸命作った食事を、こどもが食べてくれないと、げんなりしてしまいますよね。
食べることに興味がない、好き嫌いが多い、少食…そんな食べてくれない悩みが少しでもラクになることを願って、お子さんと一緒に、家族皆で食を楽しむためのエッセンスをいくつかご紹介していきます。

 

まず、こどもは好き嫌いがあって当たり前!

産まれつき、何でもよく食べてくれる子もたまにいますが、程度の違いはあれど、大半のこどもに好き嫌いはあります。よく食べる子でも、苦手な食材や調理法はいくつかあるもの。食事についても、その子の個性が大いにあって当たり前なので、つい他の子と比べてしまって、自分を責めたりしないでくださいね。
こどもに好き嫌いが多いのは、科学的にも理由がきちんとあります。
好き嫌いに対してネガティブな感情を抱いていると、食べられないことばかりが気になって親も子も疲れてしまいます。そういうものなんだ、と、まずはおおらかに捉えつつ、少しずつ食べられるものを広げていけるようチャレンジする気持ちでいると良いと思います。

 

こどもの味覚は超敏感。味を感じるセンサー「味蕾(みらい)」の数は大人の約1.4倍。

味覚には、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の5つがあります。舌にはそれらを感じ取るセンサーのような働きをする「味蕾(みらい)」という器官があります。その数は、乳幼児期には約10000個、成人すると約7500個まで減少し、高齢者になると更に1/3程度にまで減少すると言われています。こどもの舌は大人よりも繊細ということですね。

 

苦味や酸味を避けるのは危険回避のための本能

味を感じることは、人間にとって、おいしさという基準だけでなく、「食べても大丈夫なものか」(=腐敗していたり、有害なものではないか)や、「身体にとって必要なものか」(=エネルギー源となるか)などを判断するためのものでもあります。
そのため、こどもは本能的に、有害なものの可能性のある「苦味」「酸味」を避け、エネルギー源となるものに多い「甘味」を好むようになっているのです。苦味やえぐみのあるピーマンや葉野菜が苦手なこどもが多いことは当然のことなのです。
しかし、「苦味」や「酸味」は、何度も経験を重ねるうちに、徐々に慣れていく傾向にあるそうです。食べてくれないから、毎回食べられるものだけを出してしまっていたり、こどもが好む味付けしかしない、こどものメニューは全く別で作る、という場合は、味覚の幅を広げるチャンスを逃してしまっているかもしれません。

 

無理強いはNG。“チャレンジする気持ち”を応援!

食べられるものをベースに、チャレンジ要素として、普段食べないおかずや味付けのものも少し盛付けてみましょう。
大人が美味しそうに食べる姿を見せて、苦手だったら残しても良いから、一口試してみて!と、すすめてみましょう。強要したり、無理に口に入れることはしないようにしてください。
自分で食べてみようと頑張るその気持ちを応援し、チャレンジしたことを褒められることで、子どもも安心できますし、食卓の雰囲気も温かくなります。
食べてみる姿勢そのものを評価するようにすると、見た目の先入観から全く手をつけてくれないところから、箸をつけてみる、というスモールステップがクリアできるようになるかもしれません。
「食べられない」という結果は同じであったとしても、その心掛けがのちのち大きな違いとなって現れるかもしれません。

 

ごはんを食べる子ども

ほんもののおいしさの持つ力!食生活の土台となる、お米のおいしさにこだわっていますか?

さて、こどもの好き嫌いに関するお話は次回も続くのですが、ここで、少しお米のお話も。
日々の食事で、一番口にしているものは何でしょうか?パンや麺類、シリアルなどを主食にすることも多い現代の食生活ではありますが、日本人である私達にとって、やっぱりお米を食べる機会は多いのではないでしょうか。

赤ちゃんが、離乳食で最初に口にする食材も、おそらく「お米」で作るおかゆですよね。
普段こどもたちにも何気なく食べさせているお米ですが、お米のおいしさにこだわってみたことはありますか?

今日の食事、どんなメニューにしよう…と、おかずに頭を悩ませることは多くても、お米にフォーカスすることって、実はあまりないかもしれません。
しかし、先述したように、こどもの味覚はとても敏感で繊細なので、食材そのもののおいしさ、という面が、実はすごく重要になってくると思います。子どもは、本来、大人以上にグルメな舌を持っていると言えるかもしれません。
こちらは筆者の経験談なのですが、3歳の娘に、何も言わずツナギの新米をいつもと同じように出してみたところ、いつもお米にそこまで興味のない娘が、2回もおかわり!と言って、本当にびっくりしました。
こどもは正直ですから、この反応が全てを物語っているなあと感じました。
毎日の食事のベースとなるご飯に、おいしいお米が食べられたら、大人もこどももすごく幸せですよね。
飽食の時代、何をどう食べるかは個人の選択に委ねられていますが、いろいろな“ごちそう”があるなかで、ほんものの、安心安全でおいしいお米を選ぶことはとても豊かなことではないかと思います。
少しお値段は張るかもしれませんが、食への投資は、見えにくくても確実に意味のあることだと私は思っています。
味覚を育み、食べることを楽しいと思えるこどもになってほしいという願いも込めて、ぜひ一度、おいしいお米を食べてみてくださいね!
ハーフバースデーやお誕生日などのお祝いや、お子さんのいらっしゃるご家庭への贈り物に、おいしいお米のギフトもおすすめです。

 

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編集者プロフィール

矢田 規子 / 管理栄養士

管理栄養士/フードコーディネーター/フードスタイリスト 大学時代より栄養について学び、管理栄養士国家資格を取得。デパ地下で野菜を中心とした惣菜店を展開する企業を経て、フードコーディネーターのアシスタントを務め、料理撮影やTV・動画のフードコーディネート、料理講師など幅広く経験を積んだ後、独立。 栄養学の知識を活かしたメニュー開発や、料理撮影、スタイリングなどを行う。 二児の母で、離乳食や幼児食の大切さを日々実感中。 食の楽しみを第一に、日々の少しの工夫で健康も目指せることを大切にしている。

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