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魚沼産コシヒカリが美味しい3つの理由


コンクール金賞特集

清津峡のイメージ

日本一の米どころといえば新潟県の魚沼を思い浮かべる方が多いと思います。味、品質ともに高いレベルを維持し続けている魚沼のお米は、気候、水、土壌など自然環境に加え、生産者の努力によるものも大きく関係しています。今回は日本一とも呼ばれる魚沼コシヒカリが美味しいと言われる理由についてご紹介いたします。

魚沼ってそもそもどこ?

新潟の南東部に位置するエリアで、南魚沼市、魚沼市だけではなく、十日町市や津南町など近隣する地域も「魚沼」に該当し、産地は5市2町にまたがっています。大きく分類すると北魚沼、中魚沼、南魚沼と分けられることがあり、南魚沼では昔から美味しいお米が取れる地区として「塩沢産」と、さらに区分して販売することもあります。

 

魚沼産コシヒカリが美味しい理由

①魚沼の山と川

魚沼エリアは雄大な山々に囲まれており、標高2000メートルの山々が並んでいます。、巻機山と越後駒ヶ岳日本百名山にも選ばれているほか、中ノ岳、八海山など絵に描いたような美しい景観が広がっています。魚沼市だけを見ると森林の面積は全体面積の84%(79,774ha)を占めると言われ、豊かな自然環境が数字からも読み取ることができます。また、津南町には川とその支流によって階段状につくられた特異な地形があり、日本一とも呼ばれる河岸段丘が広がっています。
魚沼エリアは山が近くにありながら、田んぼがある周辺は比較的標高は低く100~200m程度となっており、信濃川(魚野川)の両側に発達した「魚沼盆地」や「十日町盆地」など米作りに適した立地に恵まれています。

流れる川もまた美しく、アユなど川魚も生息する魚野川や姥沢川、神字川、登川など信濃川水系の支流がたくさん流れています。魚野川はサケが遡上してくる川でもあり、美しい水を田んぼに運ぶ重要な役割を担っています。渓谷でも有名な清津川は湯沢から十日町へ流れており、日本三大渓谷としても知られている「清津峡」には美しい景色が広がっています。稲は水稲と呼ばれ水無くしてはできない作物であり、この水が生育や味に大きく影響しています。

 

②魚沼の気候

新潟の年間の日照時間は1400〜1600時間となっており、全国的にみると日照時間は短い方に分類され、昼夜の寒暖差が発生しやすい環境にあることがわかります。さらに山間部では1,300〜1,400時間と山側の方がより短くなっています。魚沼はこの山間部ならでは夜温の低い気候により、昼間蓄えられたデンプンが夜間にされにくく美味しく充実した粒になります。また、夏にはしっかりとした日照りがあり、稲の生育期間は東京よりも日照時間が上回るため、稲が健やかに育つ環境となっています。また、冬の間は冬型の気圧配置となり降水量・降雪量が多く、日本でも有数の豪雪地帯と言われています。雄大な山々に降り積もった雪は豊かで清らかな雪解け水となり、田畑を潤してくれます。
 
冬の魚沼と上越線

 

③魚沼の農家の想い

恵まれた環境だけでなく、生産者の情熱や想いも美味しい米作りには大切なポイント。「魚沼産コシヒカリ」のブランドを長年守り続けてきた生産者たちは、誇りを胸に代々培ってきた技術を受け継ぎ、日本一の味を追求し続けています。JA南魚沼では独自に管内のお米を評価する「南魚沼産コシヒカリ食味コンテスト」を開催するなど、品質向上に向けた取り組みを積極的に行っています。また、高品質・良食味の維持向上のために「魚沼米憲章」を制定し、栽培技術や安全安心な米作りに関する取り組みを地域一丸となって行なっています。
 
南魚沼の田んぼ
 
魚沼の雄大な山々から流れる清らかな水、恵まれた気候など様々な条件が揃い、品質向上に向けた生産者たちの熱い想いが魚沼産コシヒカリが美味しいと言われる所以。
魚沼エリアの中でも特色ある生産者のお米をたくさん取り揃えておりますので、ぜひレベル高いお米の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。

 

ツナギおすすめの魚沼米

(有機栽培米)笠原農園さんの新潟県南魚沼市産コシヒカリ

(有機栽培米)笠原農園さんの
新潟県南魚沼市産コシヒカリ

美味しいお米の産地として有名な魚沼。その中でも特に食味評価が高い地区が南魚沼です。粘り・ツヤ・甘み・香りと、どれをとっても申し分ないお米が採れる地域です。その地で有機栽培で育んだお米です。米食味分析鑑定コンクールでダイヤモンド褒賞を受賞した匠の作る逸品です。

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桑原健太郎さんの新潟県『魚沼津南産コシヒカリ(特別栽培米)』

桑原健太郎さんの新潟県
『魚沼津南産コシヒカリ(特別栽培米)』

桑原さんは特別豪雪地帯に指定されている新潟県中魚沼郡津南町で長年お米作りをしています。冬の気候は厳しく、雪解け水が流れ込み、海抜500メートルの標高が昼夜の寒暖の差を大きくさせ、コシヒカリの栽培には好条件の環境です。米食味分析鑑定コンクールでダイヤモンド褒賞を受賞した匠の作る逸品です。

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MARUTAKA(笠原貴博)さんの新潟県南魚沼市産『新新米』(コシヒカリ・特別栽培)

MARUTAKA(笠原貴博)さんの
新潟県南魚沼市産『新新米』(コシヒカリ・特別栽培)

農業法人MARUTAKAのある新堀新田の地名にちなんだ二つの「新」の文字を取った新新米。南魚沼市は日本有数の豪雪地帯。雪解け水がミネラル分となった土壌で育まれたお米は「香り・甘み・粘り」が特徴。魚沼産コシヒカリの中でも評価が高いのが南魚沼地方でとれるお米です。

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編集者プロフィール

小野寺理騎 / 日本米穀商連合会 認定五ツ星お米マイスター

日本米穀商連合会 認定五ツ星お米マイスター   全国各地の美味しいお米を作る生産者を発掘するため、全国各地・年間100軒以上の農家さんを訪問しています。北海道から鹿児島まで200種類以上の食味鑑定を実施しました。産地に行き、直接お話することではじめてわかることが多々あります。お米のバックグラウンドまで美味しく食べていただきたいから、つくり手のこだわりや想いも一緒にお届けしていきたいと考えています。

小野寺理騎 / 日本米穀商連合会 認定五ツ星お米マイスターの記事をもっと読む

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