山形県高畠町の渡部洋巳さん
第7回米・食味分析鑑定コンクール総合部門金賞受賞者
渡部さんは山形新幹線で米沢の次の駅の高畠町で30年以上お米作りに励んできたベテランお米農家です。山形県南部に位置する高畠は置賜盆地に位置しており、朝晩の温度差が大きく、最上川水系の清流から水を引き込む事ができる点等、お米作りに適した土地と言えます。高畠町はまほろばの里とも言われ、古き良き日本の原風景が残っているエリアとしても有名です。
その高畠町で渡部さんは毎日、稲の形・太さ・色等の健康状態を見て、良い稲を作る事に集中しています。30年に渡る経験から、良い稲を作れれば、結果として良い味のお米が収穫できると考えています。肥料については、色々試してきましたが、最近はミネラル分の入った肥料を重視して使用しています。ミネラルはバランスを良くする効果があるとのこと。
忙しい時期は暗いうちから田んぼの水を見て、日が出てきたらトラクターに乗り、暗くなったら精米をする。1日18～19時間も働く時もあるが、稲を育てている感覚が面白いと感じています。いつか理想のお米を作りたいと考えており、渡部さんが思う理想のお米は、口に入れた時にすんなり、抵抗なく食べれて、すぐに「おかわり！」と言ってもらえるのがお米だと思っている。そんなお米をいつか作りたいとお米作りを続けています。
現在はミルキークイーンを中心にはえぬきやコシヒカリといいたお米も栽培しています。第7回米・食味分析鑑定コンクールの総合部門でミルキークイーンで金賞受賞した実力派の農家です。
編集者プロフィール
ツナギの米・食味鑑定士がお米の品種、生産地、生産者、お米コンクール等のお米にまつわるデータをご提供します。消費者に知られていないお米の情報や力のある米農家を世の中に広めるのが使命だと考え情報発信をしていきます。
