「お米1合は何gで量る?」「お米5kgで何合分?」
こうした疑問に対し、まず結論からお伝えします。お米1合は一般的には約150gで計量され、これに基づくと、お米5kgは約33合に相当します。
お米を買うときや炊飯の際、誰もが抱くこうした疑問や不安を、お米のプロが本記事で徹底的に解決します。正確な換算ルールから、ご家庭に合わせた消費計画まで徹底解説。
本記事では、お米1合=約150gの根拠から、1kg〜30kgまでの合数換算表、さらに家族構成別の消費目安・おすすめの購入サイクル・保存のコツまで、すべてまとめてご紹介します。
この記事を読めば、計算に迷うことなく、常に新鮮で美味しいお米を最後まで食べ切るための知識が身につきます。今日から実践できる賢いお米の購入・消費計画を立てましょう。
目次
お米1kg・5kg・10kgは何合?kg別・種類別の合数換算について
お米を購入する際、「重量(kg)を合数に換算するとどれくらいか」を知っておくと便利です。
このセクションでは、白米1合=約150gという基本基準に基づき、主要な購入サイズ(1kg〜30kg)の正確な合数換算表をご紹介します。さらに、厳密な計算式や、白米・玄米・無洗米による換算の違いについても詳しく解説します。
【お米の合数換算表】1kgから30kgまで!合数を一目で確認
お米の計量基準である「白米1合=約150g」に基づき、1kgから30kgまでの主要な購入サイズを合数に換算したのが以下の表です。ご自宅の購入サイズに合わせた合数を一目で確認してください。
| お米の重量(kg) | 合数(合) | 概算 |
| 1kg | 約6.67合 | 約6合と3分の2 |
| 2kg | 約13.33合 | 約13合と3分の1 |
| 3kg | 20合 | ぴったり20合 |
| 5kg | 約33.33合 | 約33合と3分の1 |
| 10kg | 約66.67合 | 約66合と3分の2 |
| 30kg | 200合 | ぴったり200合 |
【補足】伝統的な単位規格(尺貫法)
お米や日本酒の計量で使われる「合」は、明治時代以前に使われていた尺貫法(しゃっかんほう)に由来します。
現在でも慣習として用いられる主な単位と換算値は以下の通りです。
| 単位規格 | 重量(白米) | 合数 |
| 1升(しょう) | 約1.5kg | 10合 |
| 1臼(うす) | 約3kg | 20合(2升) |
| 1斗(と) | 約15kg | 100合(10升) |
| 1俵(ひょう) | 約60kg | 400合 |
厳密に1g単位で換算するための計算式と注意点
ご自宅にキッチンスケール(デジタル秤)がある場合は、1g単位で厳密にお米を量ることができます。炊飯器の目盛りにはない細かな合数を正確に把握したい場合は、以下のシンプルな計算式を活用してください。
合数=お米の重量(g)/150
この計算式を用いれば、3.5合などの細かな合数も正確に把握できます。ただし、お米は生鮮食品であり、後述する水分量の違いにより、銘柄や新米・古米の状態によって若干の誤差が生じることは頭に入れておきましょう。
白米・玄米・無洗米の換算の違いと理由
基本的に、お米の単位「1合=約150g」は白米(精米された米)を基準としています。しかし、お米の種類によって換算に差が出るのはなぜでしょうか。これは、米の比重(密度)や精米歩合が異なるためです。
<玄米>
ぬか層が残っているため、白米よりも比重が若干重い傾向があります。そのため、体積(合)で量ると、白米よりも少しグラム数が多くなる場合があります。
<無洗米>
表面のぬかが取り除かれている分、粒同士の間に隙間ができにくくなり、同じ体積(180ml)で量ると白米よりも重くなる傾向があります。
より正確に炊飯するためにも、玄米や無洗米を使用する際は、専用の計量カップやキッチンスケールを使うことをおすすめします。
お米の合数とグラムの基本ルールと換算表
このセクションでは、炊飯で最も基本となる「合(ごう)」と「グラム(g)」の正確な関係を解説します。お米1合が約150gである根拠や、計量カップがない場合の正確な代用方法など、日々の炊飯に役立つ情報をご紹介します。
【基本ルール】お米1合=約150gの根拠と正しい量り方
「お米1合=約150g」という基準は、計量に関する日本の伝統と科学的な比重に基づいて定められています。
<お米1合=約150gの根拠>
お米の体積を示す「合」は、尺貫法(しゃっかんほう)において1合=180.39ml(約180ml)と厳密に定められた体積の単位です。この体積に精米された白米を詰めた際の重量が、その比重(密度)から経験則上、およそ150gとなるため、現代の計量基準として広く使われています。
<正しい量り方>
お米を正確に1合(約150g)量る方法は、主に「重量で量る方法」と「体積で量る方法」の2種類があります。
最も確実なのは、キッチンスケール(デジタル秤)で風袋を引いた状態で150gを量る方法です。この方法は比重に左右されません。
一方、計量カップで量る場合は、「すりきり」が非常に重要です。カップにお米を入れ、縁に沿って箸やカードなどで静かにすりきります。山盛りにすると150gを大きく超えてしまうため、「すりきり一杯=1合」と覚えておきましょう。
【グラム換算表】お米2合・3合・5合は何グラム?
前述の「お米1合=約150g」という基本基準に基づき、日々の炊飯でよく使う合数について、正確なグラム数と体積をまとめたのが以下の表です。炊飯の目安としてご活用ください。
| 合数 | 重量(g) | 体積(ml) |
| 1合 | 約150g | 約180ml |
| 2合 | 約300g | 約360ml |
| 3合 | 約450g | 約540ml |
| 4合 | 約600g | 約720ml |
| 5合 | 約750g | 約900ml |
お米1合は何ml(cc)?計量カップがない場合の代用方法
お米1合の体積は、尺貫法の定義に基づき180.39ml(約180ml)です。mlとccは同じ体積を表すため、1合は約180ccとも言えます。一般的な炊飯に付属する白米用の計量カップは、この「1合=約180ml」の体積を基準として作られています。
もし白米用の計量カップを紛失した場合や、外出先などで計量が必要になった場合、以下の代用方法が最も確実です。
<代用方法>
•ペットボトルキャップ
キャップ1杯の容量は約5mlです。お米1合(約180ml)を量るには、キャップを正確にすりきりで36杯分(5ml×36杯=180ml)繰り返すことで、計量カップと同等の体積を量ることができます。
•大さじスプーン
大さじ1杯の容量は15mlです。お米1合(180ml)は、大さじスプーンすりきりで12杯分(15ml×12杯=180ml)を量ることができます。
お米は何kgでどれくらい持つ?消費目安を徹底解説
お米の正確な換算値がわかれば、次はご家庭の人数とペースに合わせた無理のない消費計画を立てることができます。
このセクションでは、「お米5kg・10kgがどれくらい持つか」を家族構成別に具体的なシミュレーションを交えて徹底解説します。ご自身の消費ペースを正確に把握し、常に新鮮なお米を使い切るための購入サイクルを見つけましょう。
【消費目安早見表】家族構成別で1kg〜10kgのお米が持つ日数
ここでは、一般的な消費ペース(成人一人あたり1日約1.5合を消費すると想定)に基づき、1kgから10kgまでの主要な購入サイズがご家庭でどれくらい持つかをシミュレーションしました。ご自身の家庭に合った購入サイズを見つけてください。
| 家族構成 | 1日の平均消費量(合)目安 | 1kg(6.67合)が持つ日数 | 2kg(13.33合)が持つ日数 | 5kg(33.33合)が持つ日数 | 10kg(66.67合)が持つ日数 |
| 一人暮らし | 1.5合 | 約4日 | 約8日 | 約22日 | 約44日 |
| 2人家族 | 3合 | 約2日 | 約4日 | 約11日 | 約22日 |
| 3人家族 | 4.5合 | 約1日 | 約3日 | 約7日 | 約14日 |
| 4人家族 | 6合 | 約1日 | 約2日 | 約5日 | 約11日 |
炊飯で重さと体積はどれくらい増える?生米から炊飯米への換算
生のお米が炊飯によってどれだけ増えるかを知っておくと、食事の量を管理しやすくなります。生米1合あたりの重量と体積の変化は以下の通りです。
| 項目 | 生米1合の状態 | 炊飯後の状態 | 増加の目安 |
| 重量 | 150g | 約300g〜350g | 約2.0倍〜2.3倍(水を吸うため) |
| 体積 | 180.39ml(約180ml) | 約396ml | およそ2.2倍(糊化による膨張) |
このように、生米は炊飯時に水を吸うことで重量が約2倍〜2.3倍、体積はおよそ2.2倍に膨らみます。この増加率を知ることで、たとえば「今日は3合炊いたから、合計で約990g(1kg弱)のご飯ができる」といった具体的なイメージが持てます。
1食分の米量目安は?茶碗一杯分は何合になるかの計算方法
最終的な食事の単位である「茶碗一杯」の目安を知ることは、ダイエットや健康管理において非常に重要です。以下の表を参考に、ご飯の量とカロリーを確認してください。
| 盛り方 | 炊飯米の重量 | 生米換算(合) | 概算カロリー(炊飯後) |
| 標準(軽く一杯) | 約150g | 約0.45合 | 約252kcal |
| 大盛り | 約250g | 約0.75合 | 約420kcal |
標準的なご飯茶碗一杯(150g)を基準とすると、炊飯米1合(約330g)でおよそ2杯分に相当します。これを参考に、成長期のお子様や運動量の多いご家族の食事量やカロリーを管理する際の参考にしてください。
消費目安から逆算!美味しさを保つためのおすすめ購入サイズ
お米は生鮮食品であり、消費目安は精米直後から約1ヶ月です。そのため、風味を保つためには、この期間内に食べ切ることが一般的な重要なポイントとなります。特に、高温多湿な夏場は、お米の酸化や虫害のリスクが高まるため、2週間〜3週間程度で食べ切ると安心です。
上記の消費目安早見表と照らし合わせ、ご自身の家族構成と消費ペース、そして季節に応じた鮮度維持の観点から、以下の購入サイズがおすすめされます。
| 家族構成 | 1ヶ月の消費量目安(kg) | おすすめの購入サイズ |
| 一人暮らし・2人暮らし | 4kg〜6kg | 5kg(毎月購入) |
| 3人〜4人家族 | 9kg〜12kg | 10kg(月1回または5kgを隔週購入) |
| 大家族(5人以上) | 15kg以上 | 10kg(短い周期で購入) |
ご自宅の消費量とライフスタイルに合った購入サイクルで、いつでも精米したてのような美味しいお米を楽しんでください。
お米を美味しく食べ切る賢い買い方と炊飯器の選び方

お米の美味しさを保ち、最後まで食べ切るためには、単に換算値を知るだけでなく、購入方法や使用する道具にもこだわる必要があります。
一人暮らし・少人数家族には5kgがおすすめ
一人暮らしや少人数世帯にとって、5kgのサイズは価格、重さのバランス、そして鮮度の維持のしやすさから、最もおすすめできるサイズです。10kgを購入すると、一人暮らしでは食べ切るのに2ヶ月以上かかってしまうため、後半でお米の風味が落ちてしまうリスクがあります。お米の美味しさを維持するためにも、5kgをこまめに購入するサイクルがおすすめです。
当サイトでは、特に鮮度と品質にこだわって厳選した5kgのお米を多数販売しています。ぜひ、ご自身の消費ペースに合った美味しいお米を見つけてください。
鮮度と美味しさが違う!5kg米は「専門通販」や「定期便」がおすすめ
お米の鮮度と品質を重視するなら、購入方法を見直しましょう。お米は精米したてが最も美味しい状態であり、その鮮度を最大限に保つために、専門店の通販や定期便の活用が有効です。
<専門通販のメリット>
専門店は、スーパーなどの店頭に並ぶ品よりも精米日が新しく、精米直後に発送するため、圧倒的に鮮度の高いお米が手に入りやすいです。
<定期便のメリット>
定期便なら、ご家庭の消費ペース(例:5kgを毎月、10kgを3週間に一度など)に合わせて自動で届くため、常に新鮮なお米を欠かすことなく食べられます。買い忘れの心配がなく、手間もかかりません。
鮮度にこだわった美味しいお米を探すなら、定期購入サービスがおすすめです。精米したてのお米を、決まったサイクルで自動お届けするツナギのお米の定期便をぜひご検討ください。
少量炊きでも失敗しない!美味しさを引き出す炊飯器の選び方
一人暮らしや少人数家族の場合、1~2合の少量炊きでも美味しく仕上がる炊飯器を選ぶことが、お米を最後まで美味しく楽しむための鍵となります。
<炊飯容量>
3合炊きなど、ご自身のライフスタイルに合った容量を選びましょう。少量炊き(1合〜2合)でも美味しく炊ける機能(例:IH方式、圧力機能など)があるモデルがおすすめです。
<保温機能>
長時間の保温はお米の風味を落とします。少量炊きの場合は、一回で食べ切れる量だけ炊飯し、残りはすぐに冷凍保存するサイクルがおすすめです。
炊飯後のご飯を美味しく保存するコツを実践するのに加え、お米の正しい保存方法(鮮度維持や害虫対策)や、プロが推奨する美味しい炊き方の詳細についても知りたい方は、以下の記事をご参考ください
お米の美味しい炊き方【炊飯器と土鍋】
お米の正しい保存方法って?害虫予防や賞味期限も
【家族の人数別】お米を新鮮に使い切る購入サイクル
家族構成と消費量に基づき、お米を最後まで美味しく食べきるための適した購入サイクルを立てましょう。鮮度を維持するには、精米後1ヶ月以内、できれば2週間~3週間以内に食べ切ることが重要です。
| 家族構成 | 購入サイズ | 購入頻度 | 目的 |
| 一人暮らし | 5kg | 月に1回 | 常に精米後1ヶ月以内で食べ切る |
| 2人家族 | 5kg | 月に2回(隔週) | 常に精米後2週間以内の高い鮮度を維持 |
| 3〜4人家族 | 10kg | 月に1回 | 鮮度維持と手間のバランスを優先 |
特に消費量が多いご家庭(育ち盛りのお子様がいるなど)は、10kgを短い周期で買う方が鮮度を保てるためおすすめです。定期便を利用する際は、この周期設定を参考にすると良いでしょう。
鮮度と利便性のバランスがとれた「10kg」サイズは、当サイトで多数取り扱っています。プロが厳選した10kgのお米一覧ページから、お好みの銘柄を見つけてください。
よくある質問
無洗米を量るとき、白米用の計量カップをそのまま使えますか?
結論から言うと、そのまま使用しない方が安全です。
無洗米は製造過程でぬかを取り除いている分、白米よりも粒が詰まって比重が重くなっています。そのため、白米用の計量カップ(180ml=150g)で無洗米をすりきり一杯量ると、お米の量が約10g〜15gほど多くなる傾向があります。無洗米には専用の計量カップ(容量が少ない)が付属している場合が多いため、そちらを使用するか、キッチンスケールで正確なグラム数を量ることを推奨します。
古米(古いお米)になると、換算の合数や水の量は変わりますか?
合数そのもの(1合=約150g)は、古米になっても変わりません。しかし、古米は水分が失われているため、炊飯の際の水加減を調整する必要があります。古米を美味しく炊くには、炊飯前に30分〜1時間ほど長めに浸水させる、またはお米1合に対して水200mlを基準に、規定の水分量よりも少し多め(大さじ1〜2杯分程度)に水を加えるなどの工夫が推奨されます。
浸水させると、お米の重さや体積はどれくらい増えますか?
浸水はお米の美味しさを引き出すために必須の工程です。一般的に、お米は浸水によって約20%〜30%の水分を吸います。つまり、生米150g(1合)が、浸水後には約180g〜195gに重さが増加します。この十分な吸水がお米の芯まで熱を通りやすくし、お米を冷たい状態に保つことで、沸騰までの時間を長くし、甘みを引き出すことにもつながります。
まとめ:適量で、お米を美味しく食べ切きろう
この記事では、お米の正確な換算ルールから、ご家庭の消費ペースに合わせた購入・消費計画までを解説しました。お米を最後まで美味しく楽しむために、特に重要なポイントを再確認しましょう。
| 主要トピック | ポイント |
| 正確な換算 | お米1合は約150gが基本。体積換算では米5kgは約33合。正確な計量には「すりきり」が必須。 |
| 鮮度維持 | 目安は精米後約1ヶ月、特に夏場は2〜3週間程度で食べきると安心です。 |
| 消費計画 | 家族構成と消費ペースに基づき、鮮度を保てる購入サイズ(5kgまたは10kg)を検討する。 |
| 炊飯・保存 | 無洗米や古米は水分量を調整し、少量炊きの場合は残りをすぐに冷凍保存する。 |
正確な計量と計画的な消費は、お米を最後まで美味しく楽しむための第一歩です。ぜひ、今日から実践してみてください。
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