県産ブランド米を推進する山形県のお米
つや姫、はえぬきに続く第三の山形ブランドのお米の実証試験栽培が進んでいるそうです。2018年産の一般作付けに間に合うスケジュールとのこと。新品種が楽しみですね。さて、今回は県産ブランド米を推進する山形県のお米についてご紹介します。
山形のブランド米の代表格「つや姫」
農林水産省の2012年の統計によると作付面積は全国6位ですが、山形には良食味のお米がいっぱいあります。まずはつや姫。ブランド米の代表格で、全国的に値下がりした平成26年産米でも底堅い価格を維持しています。そのブランド戦略は徹底しており、ボジョレーヌーボーのように毎年「解禁日」が設定されていることを知っていましたか。解禁日前には新米を出荷しないと徹底する等、山形県が全力でブランド化している品種です。味だけでなく粒張りにも特徴があります。
外食産業向けに強い「はえぬき」
はえぬきは一般的な量販店ではあまり見かけませんが、外食産業ではメジャーな品種です。はえぬきの特徴はなんと言っても「短稈（たんかん）」であること。コシヒカリ等の品種に比べると茎が短いのです。これは多収を目指すときにとても重要で、茎が短いと倒伏しにくいので、栽培がしやすいというメリットがあり、一定の品質を維持しながら低コストで栽培できると言う特徴があります。一方、収穫量を抑えながら丁寧に栽培されたはえぬきは美味い！、という生産者の声を聞きますので、是非一度食してみたいものです。今後も山形米から目が離せません。
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編集者プロフィール
ツナギの米・食味鑑定士がお米の品種、生産地、生産者、お米コンクール等のお米にまつわるデータをご提供します。消費者に知られていないお米の情報や力のある米農家を世の中に広めるのが使命だと考え情報発信をしていきます。
