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お米コラム

玄米を超える“第2の”玄米!「籾発芽玄米」のスゴさとは?

健康意識の高い人を中心に人気の発芽玄米は、籾殻(もみがら)を取った玄米を水に浸し、0.5~1ミリ程度わずかに発芽させたもの。これから成長しようという栄養満点の状態にある発芽玄米は、玄米より栄養価が高く「玄米を超える玄米」とも呼ばれますが、さらに栄養価の高い「籾発芽玄米」をご存知でしょうか。

 

ストレスや動脈硬化に効くGABAが豊富!

籾発芽玄米とは、籾殻が付いたまま発芽させ、乾燥後に籾殻を取り除いた玄米のこと。籾殻はお米にとってプロテクターのようなもので、取れた瞬間から酸化、劣化が始まりますが、籾発芽玄米はお米が籾殻に守られているため、鮮度を保ちながら一粒一粒しっかり発芽させることができます。そのため、発芽によって増えた栄養分を、お米の中にギュッと閉じ込めることができるのです。

 

籾発芽玄米に豊富に含まれる成分の一つが、通称GABA(ギャバ)と呼ばれるガンマ-アミノ酪酸。GABAには、ストレスの軽減、血圧上昇と動脈硬化の抑制、脳の血行を良くして脳細胞を活性化する効果などがあり、白米の約36倍、通常の発芽玄米の約3倍の量が含まれています(「日本穀物検定協会」測定)。さらに、血管や細胞の老化を防止するビタミンE、疲労回復効果のあるビタミンB1、腸内環境を整える食物繊維が、白米や通常の発芽玄米より多く含まれており、美と健康の維持に欠かせない栄養の宝庫です。

簡単に炊けて、冷めてもおいしい!

栄養たっぷり籾発芽玄米

発芽によって眠っていた酵素が活性化し、お米の栄養分が体内に吸収されやすい形に変わることで、玄米より効率よく栄養を摂り入れられるのもポイント。また、酵素の働きで糖やたんぱく質が分解され、お米本来の甘み、うま味が際立つため、食べておいしいのも籾発芽玄米の大きな特徴です。

 

酵素によってお米の糖が分解されやわらかくなるため、玄米のように長時間水に浸す必要はなく、白米と同じように炊ける手軽さも嬉しいポイント。お米の芽(胚芽)に栄養素がたくさん含まれるため、研がずにさっと洗い、0.7〜0.8合(約100g)に対して1合分の水を加え、1時間ほど浸水させるとおいしく炊けます。

 

籾発芽玄米はそのまま炊くだけでなく、白米と混ぜたり、炊き込みご飯やお粥にしたりしてもおいしくいただけます。冷めても味が落ちないので、お弁当のご飯やおにぎりにするのもおすすめ。毎日の食事をよりおいしく、より栄養価の高いものにするために、籾発芽玄米を試してみる価値がありそうです。

 

 

青木さんの山形県南陽市産ミルキークイーン 籾発芽玄米 (特別栽培米)

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編集者プロフィール

ツナギ編集部

ツナギの米・食味鑑定士がお米の品種、生産地、生産者、お米コンクール等のお米にまつわるデータをご提供します。消費者に知られていないお米の情報や力のある米農家を世の中に広めるのが使命だと考え情報発信をしていきます。

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