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お米の品種

モチモチ派がハマる美味しいお米「夢ごこち」


コンクール金賞特集

もちもちなお米

粘り気の強いお米好きなモチモチ派にオススメなお米

おいしいと感じるお米は、人それぞれ好みが分かれるところですが、モチっとした粘りのあるご飯が好きな「モチモチ派」にぜひオススメしたいお米があります。きっと一度食べたらやみつきになるお米、それが、今回ご紹介する“夢ごこち”です。

モチモチした食感に炊き上げるためには、お米の粘りが必要です。お米の粘り具合を左右するデンプンの成分は、アミロースとアミロペクチンという二つから構成されており、粘りのあるお米はアミロースの含量が比較的少ない傾向にあります。

“夢ごこち”の玄米成分中のアミロース含有量は、一般的に粘りが強いと言われる“コシヒカリ”より低く、粘り具合の強さは圧倒的です。

また、米のタンパク質には水分を通さない性質があるため、タンパク質が多いと炊飯の際に米が水分を吸収するのを邪魔してしまいます。しかし、“夢ごこち”はタンパク質を低く抑えているため、ふっくらとボリューム感のあるご飯に炊き上がります。

“夢ごこち”の特徴は、なんといっても粘りと柔らかさ。お米の好みは分かれますが、一口頬張るとモチモチとした食感に衝撃を受け、その食感にハマってしまう人が続出です。“コシヒカリ”を凌ぐ極良食味と言われる“夢ごこち”は、どのようにして生まれたのでしょうか。

 

コシヒカリから生まれたバイオ技術の結晶

“夢ごこち”は、三菱化学のグループ企業、植物工学研究所で育成され、1995年に品種登録されました。当時の品種名は“あみろ17”でした。その後、”夢ごこち”と改名されました。名前の由来は、「食べると夢心地になるほど美味しい」という意味を込めて名付けられたそうです。

通常、新しいお米の品種は2種類の異なる品種の掛け合わせで作られます。例えば“コシヒカリ”は、“農林1号”と“農林22号”という、いわば「親」を持っています。しかし、“夢ごこち”は、掛け合わせではなく、「プロトプラスト」という方法で開発されました。この技術を用いて、もともと粘りの強い“コシヒカリ”から粘りの特性に優れた個体を選別し “コシヒカリ”より粘りの強い品種を開発することに成功しました。

 

生産者を限定してブランド力を高める

“夢ごこち”は、“コシヒカリ”よりもアミロース値が低い良食味米として、期待がかけられていました。しかし、ほとんどの米生産者は、都道府県ごとに決める奨励品種、産地品種銘柄から自分たちの作付ける米の品種を選ぶため、新品種である“夢ごこち”は、美味しいという理由だけでは当初なかなか普及しませんでした。

通常、新しいお米の品種は2種類の異なる品種の掛け合わせで作られます。例えば“コシヒカリ”は、“農林1号”と“農林22号”という、いわば「親」を持っています。しかし、“夢ごこち”は、掛け合わせではなく、「プロトプラスト」という方法で開発されました。この技術を用いて、もともと粘りの強い“コシヒカリ”から粘りの特性に優れた個体を選別し “コシヒカリ”より粘りの強い品種を開発することに成功しました。

生産者を限定してブランド力を高める
“夢ごこち”は、“コシヒカリ”よりもアミロース値が低い良食味米として、期待がかけられていました。しかし、ほとんどの米生産者は、都道府県ごとに決める奨励品種、産地品種銘柄から自分たちの作付ける米の品種を選ぶため、新品種である“夢ごこち”は、美味しいという理由だけでは当初なかなか普及しませんでした。

そこで、“夢ごこち”は、全国的に作付面積を拡大し大量生産される品種にしようとせず、選ばれた生産者・産地にだけ“夢ごこち”を扱うことができるようにしました。収穫した“夢ごこち”に対して、米問屋や米穀小売店などから高い評価を得られた生産者・産地にだけ、さらなる作付けを勧めたのです。適地適作の基本を守り、消費の現場に耳を傾け、最高の品質の米だけが“夢ごこち”として流通するようにしました。

最も美味しく育つ産地で、美味しく育てる技術をもつ生産者のみが栽培することができる“夢ごこち”。いわば選ばれた環境で生産されるため、そのブランド力を落とすことなく、少量でも確かな品質を維持することができているのです。いまでは、栽培環境と品種がマッチした東北地域、気候風土を考え適地適作を守る滋賀県など幅広い地域で栽培されるようになりました。

 

一度食べるとクセになる美味しさの魅力

抜群の甘みと程よい旨み、一度食べるとクセになる。

“夢ごこち”を食べて、その美味しさにやみつきになった人は、他のお米を食べられないほどの魅力で惹きつけられ、離れられないようです。炊きたてのご飯もさることながら、冷めてもしっとりした食感があるため、お弁当にも向いています。炊き込みご飯にも合い、モチっとした弾力のある食感を楽しめます。“夢ごこち”は、保水力があるので、水加減を調整し、少し硬めに炊きあがるようにすると、美味しいご飯に仕上がります。

“夢ごこち”は、全国的にはまだ生産量が少なく、店頭などで見かけることは少ない品種ですが、確かな技術を持った生産者がさらなる美味しさを目指して努力を続けています。近年「米・食味分析鑑定コンクール」に入賞するなど、その努力が次第に認められ、今後もファンを増やしていくことでしょう。

ツナギでは現在、滋賀県・長野県・京都府産の“夢ごこち”を取り扱わせていただいています。ご購入いただいたお客様からは、「ほどよいもっちり感がありながら、しつこくなく和食にあう」と好評です。

夏が過ぎ、季節は新米の時期・食欲の秋に移り変わりますね。秋刀魚など旬のお魚とともに、贅沢な味わいの“夢ごこち”を頬張って、日本の季節を文字通り、存分に味わってみてはいかがでしょうか。

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五つ星お米マイスター五つ星お米マイスターおすすめ”夢ごこち”

 

若井農園(若井康徳)さんの滋賀県蒲生郡竜王町産夢ごこち

若井農園(若井康徳)さんの滋賀県蒲生郡竜王町産夢ごこち

昔から米づくりが盛んな地域で代々米づくりの技術を継承し、改良を重ねています。
田んぼ毎に個別管理を徹底し、丁寧に育てました。
コシヒカリよりひとまわり粒が大きく食べ応えがあります。
ほど良い甘みともちもちとした粘りが特徴で一度食べるとクセになる美味しさです。
米・食味分析鑑定コンクール金賞受賞農家が作る絶品の夢ごこちです。
<栽培期間中化学肥料不使用>
購入はこちら

城下和彦さんの京都府京丹後市産夢ごこち『特別栽培米』

城下和彦さんの京都府京丹後市産夢ごこち『特別栽培米』

夢ごごちは艶やかな見た目と、もっちりとした粘りが特徴です。
甘み・香りのバランスがよく、冷めてからも旨みが感じられます。
京都最北端の地で七代目の若手農家が実直に力を注いだ甘い米をご賞味ください。
購入はこちら

宮澤ファーム(宮澤和芳)さんの長野県安曇野市産夢ごこち(特別栽培米)

宮澤ファーム(宮澤和芳)さんの長野県安曇野市産夢ごこち(特別栽培米)

夢ごこちは、もっちりとしたご飯が好きな方におすすめしたいお米です。
夢ごこちの特徴は粘りとしっとりとした柔らかさ。
炊きたてのご飯はもちろん、冷めてもしっとりとした食感があるためお弁当などにも向いています。
北アルプスの麓に位置する自然豊かな長野県安曇野のお米の匠が作る逸品です。
購入はこちら

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編集者プロフィール

ツナギ編集部

ツナギの米・食味鑑定士がお米の品種、生産地、生産者、お米コンクール等のお米にまつわるデータをご提供します。消費者に知られていないお米の情報や力のある米農家を世の中に広めるのが使命だと考え情報発信をしていきます。

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