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九州生まれ、猛暑にも強く美味しい「にこまる」

にこまる

九州生まれ、猛暑にも強い!たくましく美味しいお米

日本の米どころといえば、新潟県、秋田県など、東日本の産地が多く上げられますが、近年、日本最大のお米コンクール「米・食味分析鑑定コンクール」では、九州産のお米や生産者が入賞し、注目を浴びています。

九州以外の地域ではなかなか食べる機会が少なかった九州産のお米。そんな、九州は長崎から生まれ、「ニコニコ笑顔がこぼれるほどおいしく、丸々とした粒張りのよさ」という特徴から名付けられ、近年コンクール入賞実績が増えている“にこまる”を、今回ご紹介させて頂きます。

九州では、 “ヒノヒカリ”が作付面積の約6割を占めてきました。しかし、米の登熟期(米が実る時期)に大きな台風の襲来が相次ぎ、さらに日中平均気温が26℃を超える猛暑が続くなど、真夏の気候変化により“ヒノヒカリ”の品質低下が著しく表れ、九州の稲作の問題となっていました。

そこで注目されるようになったのがこの“にこまる”です。

九州では、近年の地球温暖化傾向をみこして“ヒノヒカリ”に代わる品種の研究開発が急がれていました。もちろん“ヒノヒカリ”を親にした交配も行いましたが、特性がもっとも優秀で残ったのは、“ヒノヒカリ”とは異なる親の交配組み合わせの“にこまる”でした。“にこまる”は、九州農業試験場(現・独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター)で平成8年に交配されました。母親は近年普及が進んでいる早生(わせ)のお米“きぬむすめ”。父親には倒れにくく品質の良い“北陸174号”。両親ともに“コシヒカリ”の血を引く系統で、“にこまる”はその両親の良いところを受け継いでいます。

猛暑にも耐え、品質と収穫量が良く、なおかつおいしい。米の登熟期に、台風による日照不足と高温が重なることが多い九州において、この新品種の登場は、まさに九州の稲作農家の求めに応えた期待の新ブランド米となっています。

“ヒノヒカリ”に代わる次世代ブランド米

“にこまる”は、よく“ヒノヒカリ”に代わるお米といわれています。この“ヒノヒカリ”と比較しながら、“にこまる”の強みをみていきましょう。

“にこまる”の収穫量は、夏に高温が続いた年でも安定しており、同じ面積の水田から“ヒノヒカリ”より5~10%以上多く米を収穫出来きます。
また、白未熟粒(しろみじゅくりゅう:玄米の充実が不十分となって米が白っぽくなる稲の高温障害)が、高温年でも発生が少ないと言われています。白未熟粒米は、精米に白い米が混入し、見た目が良くないため、販売価格が低下してしまいます。“ヒノヒカリ”は、稲の登熟期に高温が続くと白未熟粒が多発していました。 “にこまる”は、“ヒノヒカリ”のこの問題点をクリアし、高温障害に負けず品質の良いお米となるのが大きな強みです。“にこまる”は、まだまだ新しいお米ですが、今後も、西日本を中心にさらに普及が拡大していくと予想されています。

大きな粒、モチモチとした食感、生命力溢れる美味しさ

“にこまる”は、つやが良く粘りが強い食味が特徴です。粒ぞろいが良くふっくら炊き上がるため、モチモチした食感を味わえます。また見た目がとても良いお米で、色白でつやつやなご飯に炊き上がり、食欲をそそります。米粒もコシヒカリよりも大きく、噛みごたえがあり食感の良いお米です。

前述の「米・食味分析鑑定コンクール」では、近年、入賞されたお米の中に“にこまる”が多くみられるようになり、味の良さは広く認められてきています。

ツナギでも、現在、九州産の“にこまる”を販売させていただいています。
九州以外の地域ではなかなか食べることがなかった“にこまる”ですが、実際に食べていただいたお客様からは、
「粒がいつも食べているコシヒカリよりも少し大きいのかな?と思います。もちもちとしていて味わいのあるお米でした。余ったお米でおにぎりも作って食べてみます。」、「研ぐ前のお米がキラキラしていて、これは美味しいに違いないと期待させるものでした。実際、ふっくらして、もちもちした食感。おかずなしで食べたくなるようなお米でした。」など、好評を得ています。

夏の太陽の光をたくさん浴びて、元気にたくましく育つ。そんなイメージの“にこまる”の美味しさは、食べてみなければわかりません。食べたらきっとニコニコ笑顔になる“にこまる”、ぜひ味わってみてください!

にこまるをお求めの方はこちらから


プロフィール
ツナギ編集部

ツナギ編集部

ツナギの米・食味鑑定士がお米の品種、生産地、生産者、お米コンクール等のお米にまつわるデータをご提供します。消費者に知られていないお米の情報や力のある米農家を世の中に広めるのが使命だと考え情報発信をしていきます。